鬼滅の刃1巻(1話~7話)のネタバレや感想・炭治郎と禰豆子の登場

社会現象までなった鬼滅の刃ですが、2021年4月の今でもまだまだ人気が衰えることなく、たくさんの方に読まれている漫画となっています。人気ランキングでも、未だにトップ入りを果たしている鬼滅の刃。

 

そんな鬼滅の刃のネタバレ記事となります。このページでは1巻、漫画の最初でもある1話から順にネタバレ、また実際に読み終えた感想を紹介しています。

 

大人気漫画の第一巻の内容とは?順に詳しく紹介してみましたので、どんな内容なのか気になっている方はご参考にしてみてくださいね。

 

鬼滅の刃1巻のあらすじ

舞台は大正時代。山中で貧しいながらも幸せに暮らす少年・炭治郎(たんじろう)は母親と5人兄妹たちのために、炭治郎は町中に炭を売りに行きました。
しかし町から家へと戻ると、傷だらけの家族の死体が横たわっていました。その中で唯一まだ息が残っていた妹の禰豆子(ねづこ)を背負い、急いで医者の元へと駆け付けます。
しかし禰豆子は家族を襲った鬼の血を傷口に浴びたため、禰豆子自身もまた鬼へと変貌してしまいます。そこで現れた鬼を殺すことを生業とする冨岡義勇(とみおかぎゆう)と名乗る男に、禰豆子は命を狙われます。
でずが、炭治郎の覚悟と炭治郎を庇う禰豆子の姿に一縷の希望を見た冨岡義勇は禰豆子を見逃し、鱗滝左近次(うろこだき さこんじ)という人物を訪ねるよう助言を与えてくれます。
鬼から人々を守る「鬼殺隊」へと入るため、炭治郎は鱗滝の下で修業を行います。炭治郎が過酷な修行を行う中、禰豆子は死んだかのように深い眠りについてしまいます。
過酷な修行が始まってから一年後、ついに炭治郎は鱗滝から最後の修行を言い渡されます。それは、巨大な岩を刀で斬るというもので、半年が経過しても岩に傷一つ付けることができない炭治郎の前に、狐のお面を着けた人物が現れます。
彼は錆兎(さびと)と名乗り、彼自身もかつて鱗滝から指導を受けたようで、相当の実力を持っているようです。錆兎と鍛錬を行うものの全く歯が立たない炭治郎。
そんな彼の前にもう一人狐のお面を着けた少女・真菰(まこも)が現れ、炭治郎のダメな部分を的確に指導してくれます。その甲斐あって、錆兎にも打ち勝つことができ、最後の修行も突破できた炭治郎。
鱗滝の下での修行を終えた炭治郎は、鬼殺隊への最終選別に参加します。鬼が蠢く森の中で七日間生き延びることが求められる最終選別で、自らの成長を実感する炭治郎。
でしたが、過去五十人もの最終選別受験者の子供たちを喰うことで、生き永らえている異形の鬼と対峙することになります。そしてなんと異形の鬼は、過去の鱗滝の弟子たち十三人全てをも喰っていたのでした。
その弟子たちの中には炭治郎の修行の手助けをしてくれた錆兎と真菰もいたのです。その事実を知り怒る炭治郎は、異形の鬼へと立ち向かいます。

鬼滅の刃で1巻のネタバレ

第1話「残酷」

裕福な家庭ではないのですが、家族全員大変仲が良く毎日を幸せに暮らしている少年こそ、鬼滅の刃の主人公の「炭治郎」です。

 

額のあざが印象的な炭治郎ですが、家庭内では長男となっており、母親一人で育てられました。そして炭を売る仕事をしていて家族を支えています。

 

そんなある日、いつも通り町に炭を売りに行こうとすると、雪が降っていました。悪天候なので母からは売りにいくのを止めるように言われます。

 

しかし兄弟たちのことを想い、お正月に少しでも贅沢をしたい為に、雪が降る中ですが炭を売りに行くことにしました。まだまだ生活は安定していない状況です。

 

仲が良い兄弟に囲まれ幸せな暮らしをしているなと思いつつ、町に到着した炭治郎。街の中を歩いていると「炭を売ってほしい」といろいろな方から呼ばれます。

 

そして突然一人の少年が助けを炭治郎に求めます。少年はお皿を壊してないのに犯人にされてしまっているので、とても困った様子。

 

炭治郎の秀逸な能力として「嗅覚」があり、少年は炭治郎がその特別な能力を持っているのを知っているようで、そこで炭治郎にその壊れたお皿の臭いを嗅ぎ取るように頼まれます。

 

その結果、どうやら猫の仕業ということが判明し、その少年を助けることができました。このように町でもいろいろな人から頼りになる存在となっている炭治郎。

 

その後家に帰ろうとすると、もうすでに暗くなっており夜を歩くのは危険だから帰るのを止めるように知り合いの爺さんに呼び止められ、結局そのお爺さんの家にお邪魔することに。

 

なぜ危険かというと「人食い鬼が出没する」からといわれた炭治郎。しかし炭治郎は鬼は存在していないような考えをしており、鬼が出没することなんてあり得ないと思っています。

 

そして朝になり家に向かっていたのですが、家に到着すると家族が何者かに襲われた後で、家族は無残な姿となっていました。

 

しかし「禰豆子(ねづこ)」だけ体が温かく、まだ生きていると判断した炭治郎は病院へいく為に、禰豆子をおんぶして町まで走り続けます。

 

そんな中突然、禰豆子がいきなり奇声をあげます。突然の出来事にびっくりした炭治郎はバランスを崩し、禰豆子をおんぶしたまま高い場所から転倒してしまいます。

 

しかし雪のおかげで無事だったのですが、そんなハプニングがあったにも関わらず禰豆子は炭治郎の元に歩み寄ってきます。炭治郎はそのままじっとしているようにと伝えますが、心配をした炭治郎に突然禰豆子が襲ってきます。

 

襲ってきた禰豆子の顔を見た炭治郎は、禰豆子が鬼になったと察知しました。そこで炭治郎は匂いをかぎ取り、家族を襲った犯人は禰豆子じゃないことは判断できたのですが、何か違う匂いもあることが分かったのです。

 

そして噛みつかれそうになった炭治郎でしたが、間一髪持っていた斧でしのいだのですが、禰豆子は凄い力でどんどん炭治郎を襲ってきます。

 

そこで炭治郎は大声で、鬼にならないように耐えて頑張るように声をかけます。その声が届いたのか禰豆子は大粒の涙を流したのですが・・・突如、禰豆子の背後から男性が現れ、禰豆子を切ろうとしますが間一髪回避できた禰豆子と炭治郎。

 

その男は禰豆子を人間と思っていないようで、もう一度禰豆子を襲おうとするので、炭治郎は禰豆子をかばおうとすると禰豆子の姿はなく、すでにその男に禰豆子は捕まえられていたのです。

 

その男は鬼を斬ることが仕事だと言い張り、鬼は退治することを炭治郎に告げます。当然炭治郎はその男に斬るのを待つように言います。

 

そしてその男から禰豆子が鬼になった経緯を聞かされるのですが、炭治郎は鬼のような行動をしていないことをその男に伝えます。こんな姿になった妹を治すようにその男に説得をするが、男は一切言うことを耳にしません。

 

土下座までしてお願いをした炭治郎ですが、その男に説教されます。鬼はお前の想いなど何とも思っていないことを告げられます。そして炭治郎のような心では何もできないと判断したその男は、今一度禰豆子を斬ろうとします。

 

言うことを聞かない男に、ついに炭治郎はその男と戦いをすることに。炭治郎は素人のような攻撃で一瞬にして、その男の振りかざした刀の頭の部分に叩きのめされ、その場に倒れ込みました。

 

しかし実は計算された作戦で、単純な攻撃のように見せかけて実は斧を投げていたという、頭脳プレイによりその男を倒そうとしていましたが、あっさり斧はかわされました。

 

この攻撃を男は感心していたのですが、そのすきに禰豆子が炭治郎の所に向かいます。それを見た男は炭治郎が襲われると思ったのですが、禰豆子の行動に驚きました。その行動とは炭治郎をかばう行動だったのです。

 

結局その男は斬らずに、自分の名前は冨岡義勇だということを伝え、狭霧山に住んでいる老人に会いに行け、と炭治郎たちは言われました。

 

その後自宅に帰った炭治郎と禰豆子は、家族の墓前で合掌をし、冨岡義勇に伝えられた狭霧山に行くことになりました。

 

第2話「見知らぬ誰か」

狭霧山に行く途中、禰豆子の為に籠と藁竹を調達した炭治郎。太陽の日に照らされたくない禰豆子は洞窟の中に隠れています。そこで籠を使って禰豆子を運ぶことにしたのですが、籠は小さくなかなか入ることができません。

 

悪戦苦闘しながらもようやく籠の中に入ることができた禰豆子。籠を背負っているので、周りの人が見るとただの荷物に見えてしまいます。

 

そして暗くなってきたとき、あるお堂を見つけます。お堂の中を覗いてみるとそこには「人喰い鬼」がいたのです。すでに人喰い鬼は人を襲っており、炭治郎達にも襲い掛かろうとします。

 

しかし炭治郎も負けてられません。持っている斧で反撃をすると、鬼の首にダメージを与えることができたのですが、鬼の回復力は凄く、傷から出血していたのも止めることができるまで回復し、再び炭治郎に襲いかかります。

 

鬼の力は凄いものがあり、炭治郎はやられそうになるのですが、そこでずっと見守っていた禰豆子が反撃に出ることに。あっさりと頭を蹴り飛ばすと、鬼の首はすっ飛んでしまいました。

 

しかし鬼は頭だけ残っていても喋れるぐらい生命力があります。そして首から下の胴体はまだ元気な状態で、その胴体が禰豆子に襲いかかります。

 

そこで炭治郎は斧を使って禰豆子を守ろうとしますが、突然鬼の頭が炭治郎に襲いかかり、行く手を阻んでしまいます。しかし鬼の頭は少し変化をしていた。

 

両手が生えていた状態になっていたのですが、炭治郎は頭突き攻撃で鬼に攻撃をします。その結果、持っている斧で鬼を木と斧の間に挟み、鬼を止めることができ、そこで次は禰豆子を助けに行きます。

 

禰豆子は下半身だけが生きている鬼に苦戦しており、炭治郎がその鬼に攻撃をしかけたそのとき、崖から転落しそうになりますが、禰豆子が炭治郎の腕を掴んで何とか助かることができました。

 

鬼の下半身はそのまま転落してしまいましたが、まだ頭が残っています。頭はすでに動けない状態でそこで炭治郎はとどめを刺そうとしますが、天狗のお面をかぶった男性に止められるのでした。

 

第3話「必ず戻る夜明けまでには」

前回、訪れたお堂で人喰い鬼と遭遇した炭治郎と禰豆子。鬼の胴体を炭治郎は崖から落とし、頭の方を始末しようしていると天狗の面を付けた年配の男性から肩をたたかれます。

 

驚いて振り向く炭治郎。持っていた小型の刃物で止めを刺そうとする炭治郎へ、その武器では殺せないと男性は話すのでした。

 

お面を付けた男性は鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)と言い、義勇から炭治郎達のことで手紙をもらっており、彼らの事情を知っていました。丸腰でも戦いを挑む度胸があり、鱗滝同様鼻の利く炭治郎のこと。

 

人間を襲わない鬼である禰豆子のこと。そして、今までとは違う二人に可能性を感じ、炭治郎を鬼殺の剣士として育ててほしいという義勇からの願いが手紙には記されていました。

 

どうやったら鬼を殺せるか尋ねる炭治郎に、自分自身で考えるよう話す鱗滝。炭治郎は鬼の頭を潰せるような大きめの石を両手に抱え鬼の目の前に来ますが、鬼をなるべく苦しませずに殺す方法はないか考えています。

 

殺される鬼のことを思い過ぎてなかなかその先へ進めない炭治郎。その様子を見て鱗滝は鼻を利かせます。すると、炭治郎のことを優しすぎて鬼を殺す決断が出来ない、鬼の前でさえ優しさの匂いが消えず、鬼殺の剣士には向かないと判断します。

 

炭治郎が鬼への止めを刺せずにいると、いつの間にか夜が明け、こちらに日が差してきました。すると日の光を浴びた鬼は、いきなり大声で叫びながら炎に包まれそのまま焼死してしまいます。

 

鬼が日の光によって死にゆく様子を見て、青褪めながら禰豆子が日の光を嫌がる理由が分かる炭治郎でした。炭治郎が鱗滝に目をやると、鬼の被害に遭った人達を埋葬して手を合わせている所でした。

 

近付いてきた炭治郎へ、一つ問いかける鱗滝。禰豆子が人を喰ってしまったらどうするのか、訊きました。固まる炭治郎・・・すると、いきなり鱗滝から思い切り頬を叩かれてしまいます。

 

急な衝撃に驚く炭治郎。判断が遅い、と鱗滝は話し始めます。先ほどの鬼を殺せず、今の質問へ瞬時に答えることが出来ない炭治郎を覚悟が足りないと指摘し、禰豆子が人を喰ったら彼女を殺し、自害しなければならないことを話します。

 

しかし、罪の無い人の命を禰豆子が奪うことは絶対にあってはならないことだと鱗滝は念を押して伝えました。炭治郎を鬼殺の剣士として相応しいか試すと言い、先を行く鱗滝。

 

物凄い速さで足音も立てずに走っていく鱗滝に、息切れながらもなんとか追っていく炭治郎。走りながら後ろに背負っている禰豆子のことを思います。

 

昔から自分のことよりも他の人のことを思い、謙虚で優しかった禰豆子。改めて人間に戻してあげたいと強く思う炭治郎でした。

 

禰豆子を背負いながら激しく息を切らして鱗滝の元へ辿り着いた炭治郎。そこは山の麓にある一軒の家でした。辺りは日が暮れすっかり夜になっています。

 

息切れながらも自分はこれで認めてもらえたか炭治郎は訊きます。すると、次は山に登ると言い放つ鱗滝。これで鬼殺の剣士として認めてもらえると思っていた炭治郎は思わず目が点になります。

 

しかし、目を血走らせて朦朧とした意識の中、そのまま鱗滝について山へ登っていく炭治郎。山中は真っ暗で霧が立ち込めています。

 

ある程度まで登ると、今いる場所から山の麓の家まで夜明け前までに戻ってくるように鱗滝は言い、姿を消してしまいます。一瞬、それだけでいいのかと驚く炭治郎。

 

鼻の利く炭治郎は鱗滝の匂いを既に覚えており、霧の中でも無事家まで戻れると容易に思います。しかし家まで戻ろうと駆け出した瞬間、足元の小縄に引っかかり炭治郎目がけて石が飛んできました。

 

そしてそのまま落とし穴に落ちてしまいます。家に戻る迄に仕掛けがあることを察した炭治郎。落とし穴から這い出るも、次から次へと罠が出現します。

 

必死に逃れる中、山中の空気が薄く息苦しさを感じ危機感を覚えます。しかし、自身で呼吸を整え、罠の匂いを嗅ぎ分けようと己を奮い立たせます。

 

罠の匂いの違いに気付いた炭治郎は、気を取り戻し再び目的地へ向かうのでした。山の麓の家で禰豆子が穏やかに寝ており、上から布を掛けてあげる鱗滝。

 

すると家の戸外から物音がします。戸を開け、全身怪我と汚れまみれになり朦朧とした状態で、炭治郎が現れました。無事夜明け前までに辿り着いた炭治郎を見て、鱗滝は炭治郎を認めると言うのでした。

 

第4話「炭治郎日記・前編」

鬼殺隊とは、正式に政府から認められていない組織であり、昔から人々を鬼から守る為に戦っている人達。鬼は主に人間を喰べ、その存在が現れ始めたのがいつなのかはまだ分かっていません。

 

身体能力に長けており、いくら身体を損傷しても元の状態に戻ってしまいます。体形を変化させ特殊な能力を持つ鬼もおり、鬼を殺すには太陽の光か頸を切り落とす必要があるといいます。

 

鱗滝は鬼殺の剣士を育てている「育手(そだて)」であり、他にも沢山育手がおり様々な場所で鬼殺の剣士を訓練していると言います。鬼殺隊に入隊するには藤襲山での「最終選別で生き残る必要があり、選別に出る許可は自分が出すと話しました。

 

炭治郎は禰豆子の為に日記をつけ始めます。最終選別での死を防ぐ為に今日も山を下る炭治郎。日々の山下りで罠から避けられるようになり、体力も以前よりつき、より鼻も利くようになっていきました。

 

罠の難易度も上がり、刀を持ちながらの山下りに炭治郎は苦戦します。山下り後、腕がもげそうなほど刀の素振りを連日行いました。

 

鱗滝から、刀は横からの力に弱く折れやすく、刀を振るう時は力を真っ直ぐに乗せる必要があると言われます。刀の刃の向きと、振るう時の力の込める方向は同じでなければなりません。更に刀を万が一折ったら炭治郎自身の骨も折る、と鱗滝から脅されます。

 

別の日には、立っている状態の炭治郎を鱗滝が転ばし、受け身から瞬時に起き上がれるようにする訓練を受け、丸腰状態の鱗滝を相手に刀を持って立ち向かうも投げられて終わってしまいます。

 

ある時には呼吸法を教わり、お腹への力が足りずお腹を叩かれたりもしました。その後、なんと禰豆子が目覚めなくなってしまいます。眠りから覚めないまま半年が経過しました。

 

鱗滝が医者を呼び診てもらうも異常なしと診断されますが、いつまでも眠り続ける禰豆子の様子に怖さを感じる炭治郎。禰豆子が目覚めなくなり、このまま亡くなってしまうのではないかと常に考えるようになりました。

 

不安を抱えながらも、訓練である山下りは空気も薄く更に過酷になり、自らも死の危険を感じながら必死にこなしていきます。突然、もう教えることはない、と鱗滝から言い放たれました。

 

訓練を受けてから一年が経ちました。あとは自分次第であり、教わったことを自身でより強くできるかどうかだと鱗滝は話します。そのまま鱗滝は進み、炭治郎はついていきました。

 

しめ縄で巻かれた巨大な丸い岩の前まで辿り着くと、この岩を斬ることが出来たら最終選別へ行っても良いと言われます。しかし岩を斬ることに理解が追い付かない炭治郎。

 

刀で斬れるとは到底思えず、折れてしまうかもしれないと考えます。すると鱗滝は黙ってその場を去ろうとします。炭治郎は驚き、必死で呼び止めますが何も答えてくれません。

 

鱗滝が無言でその場から離れて以降、炭治郎は何も教えてもらえなくなりました。それから炭治郎は今まで習ったあらゆることを岩に試しました。

 

息止め、柔軟などの基礎的なことから今まで日記に書いてきたことを連日繰り返し行います。しかし岩を斬ることが出来ずに半年経ちました。炭治郎は焦り始めます。

 

自分の鍛錬が足りないからだと思い、今度はひたすら鍛錬をこなしていきます。何度やっても岩を斬れないことから、自分はだめなのではないか、妹の禰豆子は目覚めず死んでしまうのではないかと自分自身に負けてしまいそうになる炭治郎。

 

しかし自身を奮起させながら目の前の岩に思い切り頭突きをすると、うるさい、と大声で言われてしまいます。声のした方を見ると、岩の上で狐の面を付けて刀を持っている人が膝を立てて座っています。

 

炭治郎に存在を気付かせず、匂いが全くしないその人物に驚く炭治郎。どんなに苦しくても男なら黙って耐えろ、と炭治郎に話します。すると岩から降りてくるといきなり炭治郎へ刀を振るってきました。

 

なんとか刀で防ぐことができた炭治郎。しかし思い切り蹴飛ばされてしまい、炭治郎は地面に背を打ち付けてしまいます。

 

痛さに顔をしかめていると、鈍くて弱い、そんなものは男ではないと狐の面をつけた人物に言い放たれてしまうのでした。

 

第5話「炭治郎日記・後編」

最終試練は巨大な岩を刀で斬ることとなっていました。最終試練に苦戦する炭治郎の前にいきなり現れた、狐のお面をかぶった男性。

 

彼は炭治郎にかかってくるように言いますが、炭治郎は真剣を持っており狐のお面の青年の持つ武器は木刀です。そのことに躊躇する炭治郎でしたが、狐のお面の青年は笑って自分の強さを誇示します。

 

岩を斬ったという発言に驚きを隠せない炭治郎。そして更に、狐のお面の青年は鱗滝のことも全集中の呼吸のことも知っていたのです。

 

狐のお面の青年は炭治郎に、「鱗滝に習った全ての極意を骨の髄まで叩き込むように」と鼓舞します。しかしそれでも狐のお面の青年と炭治郎の実力差は歴然で、炭治郎はあっけなく負けてしまいます。

 

戦いに敗れ気を失った炭治郎が目覚めると、目の前には一人の少女がいました。その少女は真菰(まこも)と名乗り、狐のお面の正体は錆兎(さびと)ということを炭治郎は聞きました。

 

更に真菰は炭治郎の良くないところをアドバイスするようになり、どんな動作に問題があるのか、またなかなか治らない癖などを教えてくれ改善しようとします。

 

炭治郎が何故ここまで手助けをしてくれるのか、またどうしてここに来たのか、質問しても彼女は答えてくれません。また、真菰と錆兎は兄妹ではなく、孤児だったのを鱗滝が育ててくれたといったことも教えてくれます。

 

真菰は炭治郎に全集中の呼吸の仕組みを教えます。それは、体中の血の巡りと心臓の鼓動がポイントになるということ。体温を上げるのを目的としたものでした。

 

それによって人間のまま、さらに強くなるようなのですが、炭治郎にはいまいち理解できません。そしてそれを成し遂げるためには、結局のところただひたすらに鍛錬するのみしかありません。

 

満身創痍になりながらも刀を振り続けた炭治郎。しかしそれでもまだ錆兎には勝てません。そして半年が経ったある日、炭治郎が錆兎へ再び戦いに行くと、木刀ではなく真剣を持っていました。

 

錆兎は炭治郎が成長したのを理解してか、どちらも真剣を使っての勝負をしました。その日、炭治郎の刃が先に錆兎に届きました。錆兎のお面を真っ二つに斬った炭治郎。

 

狐のお面の下は、口に傷がある錆兎の笑顔でした。炭治郎が勝ったにもかかわらず、錆兎は感極まったような、またほっとするような笑顔をしていました。

 

それを見届けた真菰が印象深い言葉を残して霧の中に消えてしまいます。気がつくと錆兎もいなくなっていました。そして、錆兎のお面を真っ二つにしたはずだったのですが、実は刀は、巨大な岩を斬っていたのです。

 

第6話「山ほどの手が」

炭治郎が錆兎に勝つことが出来た理由。それは隙の糸について的確な判断ができるようになったからです。戦っている時、炭治郎がその独特な匂いを察知すると「糸が見える」のです。

 

ここまで強くなった炭治郎に左近次が労いの言葉を掛けます。炭治郎は、左近次の期待をはるかに上回る成長を遂げました。そして左近次は自らの胸の内を明かします。

 

左近次は炭治郎を凄い子だと褒め、最終選別を必ず生きて帰ってくるようにと炭治郎を送り出します。それを聞き、涙を流す炭治郎。そして左近次から、お面を渡されました。

 

お面はやくじょの面といい、お守りのような役割を果たす物でした。また禰豆子を最終選別に一緒に行くことは出来ないので、左近次にみてもらうことに。

 

いよいよ旅立ちの朝。炭治郎は左近次に別れを告げ、錆兎と真菰の名前を口にします。しかし、実は錆兎と真菰はすでに死んでおり、この2人の名前を何故知っているのか疑問に思うのでした。

 

そしてついに鬼殺隊最終選別が行われる藤襲山に到着。その場所には鬼がたくさんいる場所となっていて、その山の中で1週間生き抜くことが出来れば見事合格ということを知ります。

 

山の中へと入る炭治郎。早速2人の鬼と遭遇します。どちらが先に炭治郎を喰うか言い争いながら襲ってくる鬼たち。炭治郎は錆兎を倒す際に用いた隙の糸の匂いにより、相手の隙を見つけます。

 

そして水の呼吸・肆ノ型打ち潮(しのかたうちしお)を使って2人の鬼を一撃で倒し、左近次に貰った刀で頸を斬ると、鬼の体は一瞬にして跡形もなく消えるように崩れていきました。

 

自らが行ってきた今までの鍛錬の成果に安堵する炭治郎。そんな時、他の最終選別受験者が悲鳴を上げながら走っていきます。と同時に、炭治郎は違和感のあるような匂いを嗅ぎ付けます。

 

走っていく受験者の背後から、複数の手を持つ大型の異形の鬼が姿を表しました。異形の鬼が腕を伸ばして走っていく受験者を捕まえます。

 

その光景に怖気づく炭治郎でしたが、懸命に自らを鼓舞します。そして水の呼吸・弐の型水車(にのかたみずぐるま)を使い鬼の腕を斬り落とします。

 

しかし異形の鬼に対したダメージは見受けられません。異形の鬼は炭治郎のお面を見て、謎の言葉を発するのでした。

 

第7話「亡霊」

炭治郎の身を案じる錆兎と真菰。努力はどれだけしようと足りないと語る錆兎が纏う雰囲気は、どこか物悲しいそうです。炭治郎が身に着けた狐のお面を目にし、微笑む異形の鬼。

 

そして異形の鬼は、炭治郎に今が何年かと問いかけます。炭治郎が大正時代だと答えると、年号が変わっていることに激昂します。と同時に、鱗滝への恨み言を叫びだしたのです。

 

異形の鬼が鱗滝のことを知っていることに疑問を抱く炭治郎。すると、異形の鬼が自身について語りだします。異形の鬼は47年前に鱗滝の手によって捕らえられたのです。

 

そして本来、最終選別が行われる森には人間を2,3人喰った鬼しかいないはずなのですが、異形の鬼は最終選別受験者達を50人以上も喰って今迄生き永らえていたのです。

 

その話を聞き、鱗滝からの教えを思い出す炭治郎。鱗滝によると、鬼の強さとは人を喰った数なのです。たくさん喰べることで、力が増すのは勿論のこと、肉体の変化や妖術を使うことも可能になるのです。

 

異形の鬼が喰ってきた50人の中には、なんと鱗滝の弟子が13人も含まれていたのでした。鱗滝への恨みから、鱗滝の弟子は皆殺しにすると笑いながら話す異形の鬼。

 

そして、自らが殺した鱗滝の弟子の中でも特に印象に残っている2人の人物に語りだします。1人は珍しい髪色で、口に傷のある最も強かった人物。

 

もう1人は、着物を身に着け、力こそなかったもののスピードのある少女だったといいます。その人物とは、なんと錆兎と真菰だったのです。

 

彼らを殺した時のことについて楽しそうに語る異形の鬼に対し、怒る炭治郎。怒りに我を忘れ呼吸が乱れていたため、異形の鬼から強力な打撃をもろに食らってしまいます。

 

気を失った炭治郎でしたが、意識下で弟の呼び声を聞き間一髪、とどめの一撃を躱すことに成功。そこからは冷静い数多の腕を切り刻み、自身の特徴である敏感な鼻で地中からの攻撃を匂いで嗅ぎ取り躱します。

 

その後も持ち前の石頭を用いて敵の攻撃をことごとく躱します。ついに、炭治郎の間合いに入り込みます。しかし、異形の鬼の硬さは、あの錆兎ですら太刀打ちできないものでした。

 

異形の鬼の強さを身をもって知る錆兎と真菰。真菰は炭治郎が負けるかもしれないと心配しています。しかし、錆兎は炭治郎が最終試練で誰よりも巨大で硬い岩を斬った人物であるため、彼の勝利を信じているようです。

 

自らの攻撃を躱されても、守りの硬さに絶対の自信を持つため、余裕のある異形の鬼。炭治郎は隙の糸の匂いを嗅ぎ取り、ここぞというタイミングで全集中・水の呼吸・壱ノ型水面斬り(みなもぎり)を繰りだしたのでした。

 

鬼滅の刃1巻の感想について

鬼滅の刃の始まりは家族を皆殺しにされ、妹も鬼に変えられるという辛い現実から幕を開けますので、最初は少しダークな印象を受けるかもしれません。

 

そんなダークな世界観だからこそ、主人公である炭治郎の誠実さや人柄の良さがより一層魅力的に映ります。そしてそんな辛い逆境下でも決して現実に屈することなく、自らを鼓舞し続ける炭治郎の姿に元気をもらったという方も多いことでしょう。

 

また、炭治郎の言動のみならず冨岡義勇や鱗滝左近次をはじめとする、主人公以外のキャラクターの人物造形も本作の魅力の一つです。彼らの発する言葉もまた我々読者の胸を打ちます。

 

本作の魅力はキャラクターだけに止まりません。はじめて「鬼滅の刃」の絵を見た時、大正時代という時代背景と、とてもマッチした画風だなと思いました。

 

そして本作のダークな世界観ともマッチした画風でもあります。冒頭の主人公達家族の幸せを切り取ったシーンなどでは、その画風がより一層の儚さを際立たせていると思います。

 

本作では、刀や修業シーン、次々と現れる強敵や真似をしたくなるような必殺技等、これぞ王道少年漫画といった要素もふんだんに盛り込まれています。

 

と同時に、炭治郎と禰豆子の絆を軸とした人間模様も余すことなく描かれています。そんな本作は、少年漫画の王道さとダークな世界観のバランスが見事に保たれています。

 

王道な漫画が読みたい方以外にも、ダークファンタジーが好きな方等にも本作はおすすめです。

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